地図を見ながら適当に車を走らせ、行き着いた場所。それが蒲郡でした。
お世辞にもオシャレな街とは言えないが、そこには映画的美しさがあった。
どこか懐かしさを感じる海辺の風景。私は海のない県、さいたま出身だが、まるで子供の頃に、ここで育ったような錯覚をおこす。
蒲郡の人々の協力体制は素晴らしく、もはや、映画制作会社よりも仕事が出来て、誠意とやる気を感じる。
ここは映画を作る者には、集中して作品と向き合える天国だ。
その代わり、つまらない作品を作ったら責任重大だけど・・・
また蒲郡で撮影できる日を楽しみにしています。
映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』をはじめとして、蒲郡市の皆様が映画、映像をきっかけにした地域創生やシティープロモーションの新しい形を生み出し続けている。
その熱く、温かい想いはクリエイター達を包み込んでくださっていると感じます。
映像文化の多角的な可能性を信じてくれている事ほど心強い事はありません。
僕ら映画制作者は、制作、食事、プロモーションも含めてここまで"一体"となれる地域をとても大切にしたいと思っています。
官民一体となったロケ支援は、食事や制作支援体制、ロケ地候補の探求、制作者が見やすいサイト作りがとても親切。
海、山、川、程よい街並みなど、ここでしか撮れないロケーションがある事も特徴です。
地と人が一体になったロケ支援。
是非広く広がる事を願っています。
私は蒲郡市さんで2回、連続ドラマを撮影させて頂きました。
東海テレビ(フジテレビ系列)で2021年4月に放送された「最高のオバハン」と、
WOWOWで2023年に放送予定の「ウツボラ」という作品です。
蒲郡市に来て、一番感じるのは「愛」です。
僕だけではなく、訪れたキャストやスタッフ、皆が同じことを感じています。
もちろん、ロケ場所は本当に素敵かつ多彩で、ロケ弁は美味しく、撮影環境としても一流なのですが、
そこに大きな「愛」が加わることによって、「また来たい!」と思わせる唯一無二の存在となります。
※ちなみに、私は家族旅行でも訪れました(笑)
商工会の皆様の笑顔と優しさ、少しとぼけた市役所・シティーセールスの方々の温かい対応、何よりリーダーである市長の熱気。
すでにやみつきになっている私は、きっと撮影でも家族旅行でも、今後幾度となく訪れると思います。
僭越ながら、よそ者の私が偉そうに言えば、多くの撮影隊が蒲郡市を訪れ、皆さんが手に負えなくなりながらも、必死に「愛」をもって対応して頂き、映画・ドラマの街として栄え続けることを願っています。
蒲郡との出会いは偶然からでした。
漁港のロケハンで監督とアテもなく海沿いに車を走らせていたところ、別作品にてロケハン中の知り合い制作部にバッタリ会いました。そこで紹介して貰ったのがシティセールスの方々です。
つまり映画「空白」は蒲郡に引き寄せられました。これは大変に幸運な事でした。
日頃から、良い作品を作る為の鍵は『いかに「素晴らしい人」と多く出会えるか』だと思っています。これはスタッフ、キャストも含めた作品の関係者すべてについてです。
蒲郡にはこの「素晴らしい人」が本当に沢山います。
皆さんの地元に対する愛情や熱意、実務においての速さや精度、組織としての強固さ。全てにおいて驚きの高レベルです。
この場を借りて業界関係者に申し上げたいのは、蒲郡で撮影をするのであれば作品を通して蒲郡に何が貢献できるかを深く考えて欲しいと願います。
蒲郡市は撮影業界のみんなで守るべき日本の宝です。